昨今の巣篭もり需要やら外出制限の影響で、映像系サブスクの需要が一気に高まっているそうです。
ウチもご多分に漏れず、NETFLIXを契約してしまいました!
だってお出かけできないんだもん。
ネットフリックスはオリジナル作品が充実してるのがいいね!
アタシは久しぶりに韓国ドラマでも見ようかしら。
僕はアニメ観る!!
「バキ」でしょー、「ケンガンアシュラ」でしょー、それから「終末のワルキューレ」でしょー…。
脳筋系ばっかりだな…。
そんなオリジナル作品が充実しているNETFLIXですが、今回注目するのはCGドラマ「バイオハザード:インフィニット ダークネス」です!
言わずと知れたホラーゲームの金字塔、バイオハザードシリーズのCGアニメ第4弾です。NETFLIXで独占配信ということで、これを見逃す手はありません!
今回はこの「バイオハザード:インフィニット ダークネス」の感想を書いてみようと思います〜。
ちなみに私、バイオハザードシリーズはPS版の初代から一部の外伝作品を除き、ほぼすべてのタイトルを攻略済みの筋金入りのファンであります!
当然、過去の映像作品も視聴済みです。
この記事はネタバレを含みます。作品を未視聴の人はここから下は見ないでくださいね〜。

バイオハザード:インフィニット ダークネス
CGアニメ4作目
この「バイオハザード:インフィニット ダークネス」は、映像作品としては「ディジェネレーション」「ダムネーション」「ヴァンデッタ」に続く第4作目となります。
時系列は「ディジェネレーション」の1年後、ナンバリングタイトルとしては「4」と「5」の間に位置します。
主人公はレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールド。バイオ2以降、活躍を続ける名コンビです。
クリスと並ぶ、バイオシリーズの顔役2人
また時系列が近い「4」の主要人物、アシュリーの父親であるグラハム大統領も登場します。
作品としては1話30分の4話構成。規模感は過去作と同じです。
感想
まぁ、先に結論を書いてしまうと「面白いことは面白いけど、過去の映像作品と比べてしまうと微妙」といったところでしょうか…。
ストーリー
序盤である第一話では、ホワイトハウスでバイオハザードが発生。レオン含むエージェントたちがゾンビ相手に立ち回りを演じます。
後半はペナムスタンという架空の国の内戦をベースに、実はアメリカの高官が黒幕として暗躍しているというストーリー。
ただ、他国の内戦をテーマにしているという点は「ダムネーション」、アメリカ政府側に黒幕がいるという展開は「バイオハザード6」ですでに使用済み。若干の焼き直し感があるのは否めません。
キャラクター&人間模様
バイオハザードの映像作品シリーズ、特に「ディジェネレーション」と「ダムネーション」では、悪役にも確固たる信念があり、その信念が織りなすストーリーが非常に面白いという特徴があります。(ヴァンデッタは単なる悪人の逆恨みの話でしたが…)
今回の主要人物であるジェイソンも、黒幕であるアメリカ高官に対抗するためにBOW(生物兵器)へと変貌する悲劇のダークヒーローなのですが、どうにも好感が持てません。
やはり復讐に至るまでに無関係の味方を直接殺害するなどの手段を選ばない部分、そして味方であるはずのシェンメイを殺害してしまうなど、悪辣な部分が目立ったことが原因でしょうか…。
…というか、シェンメイは死ぬ必要あったかなコレ?
同じく内戦がテーマだった「ダムネーション」では、登場キャラクターの背景が緻密に描かれてました。それと比べると登場キャラクターの人間的魅力が大きく劣って見えてしまいます…。
アクション
第一話のホワイトハウスでの戦闘シーンでは、スーツ姿で戦うレオンが堪能できます。ゾンビ相手にノールック背面撃ちを決める場面はさすがの一言。「ヴァンデッタ」ほどの無茶苦茶なアクションではありませんが、十分に楽しめます。
ただ、今作ではこれ以降、レオンの派手な戦闘シーンは控えめなのが残念なところ。特にラスボス戦はギミック操作による決着で、かなりあっさり終了してしまいます。
さらに、クレアのアクションシーンがほとんどないのもマイナスポイント。
最後の戦闘もレオンがアクション、クレアがギミック操作でサポートという構図で、これは「ディジェネレーション」と全く同じシチュエーション。クレアが怪我をするところまで一緒です(笑)
個人的には、クレアにも「コードベロニカ」や「リベレーションズ2」のときのような派手なアクションをを見せてほしかったです。
総評
全体的には、ストーリーは「ディジェネレーション」の焼き直し、キャラクターの魅力は「ダムネーション」に大きく劣り、アクションでは「ヴァンデッタ」のほうが断然楽しめます。
総評としては「NETFLIXに加入してるなら観といて損はない」という感じでしょうか…。バイオシリーズのファンであれば、面白くないということはありません。
ただ、この作品を見るためにわざわざNETFLIXに加入する必要があるかと言われると、ちょっと考えてしまいます…。
個人的オススメは「ダムネーション」
2021年現在、NETFLIXではバイオハザードの映像作品をすべて観ることができます。
個人的にもっともおすすめな作品は「ダムネーション」です。
バイオハザード ダムネーション
東欧の小国「東スラブ共和国」での内戦に生物兵器「B.O.W」が投入されたという情報を受け、レオンは単身で内戦状態の国内に潜入。反政府勢力のサーシャやJD、さらにはエイダ・ウォンとの邂逅を経て、陰謀渦巻く内戦の事件解決を図ります。
登場人物それぞれに明確な戦う理由と意思があり、それぞれの背景が緻密に描かれているのが非常に面白いです。
主人公レオンは作中で何度もピンチに陥りますが、持ち前の不屈の闘志で切り抜けます。特にラスト直前、弾切れの状態でも諦めず、ナイフ一本で巨大な敵に立ち向かおうとする姿は圧巻。
バイオファンならずとも、1度は観ておくべき映画作品です。