映像作品のBGMを研究するシリーズ、今回はジャン・レノ主演のフランス&アメリカ映画「レオン 完全版」です。
ここでは「レオン 完全版」のBGMと見どころの考察、作品が観れるサービスのご紹介をしています。
U-NEXT無料トライアル登録方法は下記記事をクリック!

————————————————————————
本ページの情報は2022年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
————————————————————————
視聴サービス
「レオン 完全版」を視聴するならU-NEXTがオススメです。
初回登録時は31日間の無料トライアルで見放題作品を体験できます。
レオン 完全版 見どころ
ストーリー
「レオン」はリュック・ベッソン監督による1994年のフランス映画。
主演のジャン・レノ演じる孤独な殺し屋レオンと、家族を麻薬組織に殺された少女マチルダとの交流を描いた作品です。
殺し屋という職業、マチルダの生い立ちとレオンとの同居生活に至る経緯、そして結末に至るまで、ストーリーは全体に陰鬱。結果として救いようのない話です。
そんな中でも、レオンがマチルダとの同居生活の中、愛情にも似た人間的感情が顕になっていくのが印象的です。
「大地に根を張って暮らしたい。決して君を一人にはしない」は名言。
悪徳警官
個人的には、ゲイリー・オールドマンが怪演する悪徳警官が非常に印象的。振り切った悪人っぷりが最高です。
特に、自ら麻薬を服用する時のエキセントリックな姿は必見。コイツとだけは絶対に友だちになりたくないです。
最終的に悪人相応の結末を迎えますが、存在感は主人公のレオンをも超えていたかもしれません。
レオン 音楽考察
BGM作曲はフランス人作曲家のエリック・セラ。「007 ゴールデンアイ」の音楽制作が有名で、他にはリュック・ベッソン監督作品の音楽を多く手掛けています。
「レオン」においては映画自体の陰鬱な雰囲気に合わせ、全体的に静かで無機質な楽曲が多いです。
【↓レオン サウンドトラック↓】
どちらかというと、BGMよりテーマ曲と挿入歌のほうが印象的。
Venus As a boy
「少年ヴィーナス」の名でも知られるビョークのナンバー。
劇中ではレオンがマチルダに暗殺法を伝授する場面で使用されます。
暗殺法を教えるという殺伐とした場面ながらも、レオンとマチルダの心の交流・いびつな愛を描く、心温まるシーンです。
全体的に暗鬱とした音楽が多い本作ですが、この曲のリズミックさは一種の清涼剤としての効果とインパクトを残しています。
Shape of my Heart
言わずと知れたスティングの名曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」。イントロのギターアルペジオからして涙を誘う切なさです。
孤独な殺し屋と家族を殺された少女、その2人の恋愛感情にも似た関係性を描くのに、これほどベストマッチな曲は他にないと言えます。
まとめ
1994年公開で、今となってはレトロ映画扱いではありますが、ジャン・レノの代表作として、令和の現在でも色褪せない名作です。
過去に鑑賞したことがある人も、音楽に着目してもう一度鑑賞してみると、また違った見え方をしてくると思います。
