私は仕事のマニフェストとして「世代間経済的格差の解消、若年貧困層の根絶」を公言しております。
そんな私が絶対に見逃せない本を見つけてしまいました。
翻訳家 タカ大丸著「貧困脱出マニュアル」です!
タイトル見ただけで即買いでしょ!
アンタが好きそうなタイトルだね…。
自身の体験を交えた超具体案
まず、著者のタカ大丸氏自身の家庭環境がスゴい。私のように人生ナメてて貧困に陥った人間とは根本的に違う(笑)
幼少期の父親によるDV、それを原因とした貧困の「負のエネルギー」を原動力とした著者の圧倒的な熱意が全編から感じられます。
実体験に基づく貧困脱出案はどれも具体的。
相撲、競輪など、比較的プロとして活動しやすい業種が貧困脱出のカギという持論を展開し、実際に多くの業界人へのインタビューでそれを裏付けています。
どの案も、その気になれば実践することも可能でしょう。
逆に言うと、それを実践する行動力がないから貧困から抜けられないのかもね。
やはり大事なのは「本人の行動力と意識」ですね。まず動いてみないと何も始まらないのです。
フリーランスにも役立つ内容
フリーランスのクリエイターにとって役に立つと思われる記述もたくさんあります。
■人脈作り
この本にはインタビュアーとして、業界を問わず多くの人が登場しています。
「どうやって人脈を作るのか!?」という質問に対する著者の答えは「問い合わせてみた」だけとのこと。
成功した人物というのは「自分の持っている情報をシェアしたい」と思っている人が多いらしく、問い合わせれば意外と良い返事をくれる確率が高いそうです。これは目からウロコ。
■勉強法
著者の高校時代の英語勉強法が圧巻の一言。
「1万時間の法則」なんて言葉がありますが、まさにそれを実践する圧倒的な勉強量と集中力。このレベルの勉強量をこなせれば、英語に限らずどんなジャンルでもプロになれます。見習いたいものです。
■未来予測こそが重要
著者によると「歴史を知り、現在の流れを知ることにより、近未来をある程度予測することができる。その予測をもとに行動すれば貧困に陥ることはない」とのこと。
情報を収集し、行動して経験値を積むことこそが重要ということですね。
■最後は執念
結局「1番欲しがるヤツが勝つ」。この著者が言うと説得力が違います。
生きていくのに遠慮してばっかりじゃダメってことです。謙虚かつ貪欲に生きたいものです。
おわりに
こちらの著者インタビューも面白いです。「見た目が怪しい翻訳者」として有名らしいですが、確かに怪しい(笑)
でもその生き方、仕事に対する姿勢はぜひ取り入れていきたいですね。