自分のこと

【職業作曲家への道その4】プータロー→中小企業編

就職活動!しかし…

サウンドクリエーターとして企業への就職を目指す!

…と意気込んだはいいものの、時代はバブル崩壊後の元祖就職氷河期…。さらに就職活動自体をナメていた私は、たいした活動もせずにアルバイト生活に突入、すなわちフリーターになります。

ちなみに就職活動で受けたのは主にゲーム制作会社。

残念ながら全滅(´;Д;`)

 …自分への言い訳をさせてもらうと、デモテープ審査はけっこう通ったんですよ。

でも面接のときにこう言われるんです。4社ぐらいから同じこと言われました。

面接官

将来性は非常に感じます。これならどこに行っても大丈夫でしょう。

インチョー

わーい

…って落とされました。


インチョー

だったら御社で採用してくれよ!!!

ヨメサン

そんなのリップサービスに決まってんでしょ!

で、結局1年間は地元の大型ゲーセンでバイトしてました…。

このゲーセンでのバイトが無駄な時間だったかというと、決してそんなことはなく、現在でも交流のあるプロ漫画家 火ノ鹿たもんさんと知り合ったのもこの時です。

インチョー

どこに貴重なご縁があるかわかりませんね!

人生初の正社員!

そんな中、地道な就職活動の甲斐もあり、とある絵本の制作会社に就職が決まりました!

音の出る絵本の音源制作のお仕事!

俄然やる気が出てきます。

でもですね…。

入社してみたらですね…。

基本、営業のお仕事でした。


しかも毎日飲み会で帰りも遅い…。

一応、音源制作のお仕事もありました。単音で、童謡のメロディーとか打ち込んだりしました。

もちろんこの仕事自体にはまったく文句はありませんが、実質3、4分で終わってしまい、それ以外は外回り営業でした。

それでも厳しい就職難を乗り越え、ようやくたどり着いた正社員の座。多少の理不尽は耐え抜き、もう少し頑張ろうと決意した時、社長からありがたーいお言葉をいただきました。

社長

音楽なんて女でもできる仕事はさっさと終わらせて、営業に行ってこい

価値観の違いっていう言葉があるじゃないですか。この言葉の意味を100%実感した貴重な体験でした。

  • 仕事に対する価値観
  • 音楽に対する価値観
  • 性別に対する価値観

この全てが食い違っている場所で働くことは、私には出来ませんでした。

2ヶ月の勤務の末、逃走給料は1か月分しか入りませんでしたが全然構いません。貰う価値の無いお金です。

でも、このときの退社の決断は結果的には人生を大きく変えるほどの大正解でした。


退社した次の日に手に取った求人情報誌「とらばーゆ」に、ヤマハ(株)のクリエーター求人が出ていたんですから…。

あの時、無理して元の会社に勤め続けていたら、まったく別の人生をおくっていたのかもしれません。

偶然とはいえ、人生はタイミングが重要ですね…。


つづく

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