私、実は園芸や家庭菜園が大好きなんです!
現在はマンション住まいで庭がないため、あんまり大したことはできないのですが、そのかわり室内で育てられる観葉植物をたくさん育てています。
今回は、制作スタジオのような日光が届きにくい場所でも育てやすい観葉植物「アグラオネマ」をご紹介します。
室内にグリーンが少しあるだけで雰囲気が良くなり、癒し効果も抜群ですよ!
日陰に最適:アグラオネマ
特徴
アグラオネマは熱帯アジア産の観葉植物で、国内で流通する観葉植物としてはメジャーな部類です。日陰に強く、ショッピングモールなんかでもよく飾られているため、目にする機会は多いと思います。
もっともメジャーで手に入れやすいのは「シルバークイーン」と呼ばれる品種。シルバーと言うよりは乳白色に近い模様と、金属的な光沢の美しい人気種です。
古くは映画「レオン」で、ジャン・レノの扮する殺し屋が育てていた植物としても有名です。
初心者向きアグラオネマの育て方
それでは育て方です。あまり観葉植物を育てたことのない初心者でもわかりやすいよう、細かいことは抜きにして説明します。
購入
まずは植物の購入から。ホームセンターやガーデニング専門店、観葉植物を扱う花屋さんなどで購入するのが一般的ですが、最近はネットでも購入可能です。
ネットだと一般的に手に入らないような品種も手に入ることもありますが、そういう品種はけっこう高額な場合も多いです。
アグラオネマの植え替え
購入した状態の鉢と土では長期的に育てるのは難しいため、植え替えをします。植え替えに必要なものは以下のとおり。
- 植木鉢(おすすめは4号〜7号サイズぐらい)
- 観葉植物の土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
すべてホームセンターで購入可能です。気に入ったデザインの植木鉢を探し歩くのも楽しいです。
こだわるならば自分で土をブレンドしてもいいのですが、通常は市販されている「観葉植物の土」で全然十分です。
ここからが最初の植え替えの手順です。
- 購入した状態のポッドから観葉植物をはずし、土を洗い流します。
- 準備した植木鉢に鉢底ネットを敷きます。ネットは鉢底と同じサイズにハサミで切っておきます。
- 鉢の底が見えなくなる程度に「鉢底石」を敷きます。
- 「観葉植物の土」を入れていきます。7割ほど入れたら水分を含ませて、土をなじませます。あまり土を強く押し付けすぎないようにしましょう。
- 植物の根が全部土に埋まるように植え付けます。その後、水をかけて土となじませましょう
アグラオネマは順調に育つとそれなりに大きくなってきます。根が育ちすぎてぎゅうぎゅうになってしまうと育ちが悪くなってしまうため、2年ぐらいおきに植え替えるのが理想的です。
アグラオネマの置き場所
室内の明るい日陰が理想的です。直射日光には弱く、葉の色も落ちて元気がなくなってしまいます。
暗所にはかなり強いので、窓から遠い場所でも明るければ育成可能なのが魅力。
夏から秋にかけての温暖期に成長するので、ときどき屋外の日陰に出してあげると元気になります。
アグラオネマの水やり
湿った環境を好むため、夏場は土の表面が乾いたら、鉢底から水が抜けるぐらいたっぷりと水を与えます。このとき、植木鉢の皿に残った水は捨てるようにしてください。また、たまに霧吹きで葉に水分を与えると喜びます。
夏場は肥料を与えるのも効果的です。液体肥料でもいいですが、土の上においておく固形タイプ(水を与えるたびに肥料が少しずつ溶けていくタイプ)のものがオススメです。
冬場は成長が止まるため、土が完全に乾くいたら水を与えるサイクル(3〜4日に一度)ぐらいで十分です。肥料も必要ありません。
アグラオネマの温度管理
夏は元気に育ちますが、寒さにはかなり弱いです。室内でも窓際だと寒さで弱ってしまうこともあるため、特に夜中〜明け方にかけては室内の温度の低すぎない場所に移動させたほうが良いでしょう。
寒すぎる場合はダンボールなどをかぶせて保温するのも効果的です。
まずは気軽に観葉植物を育ててみよう
このほかにも病気対策だったり株分けの方法だったり、細かく知るべきことはまだあります。
とはえい、上記の育成方法さえ最低限押さえていれば、そう簡単に枯れてしまうようなことはありません。
昨今はテレワークなどで自宅にいる時間も増えていると思いますので、観賞植物で部屋を明るくし、気分を変えてみてはいかがでしょうか。