結婚する直前に購入し、20年以上もの間頑張ってくれたうちのエアコン。
冷暖房の機能は問題ないのですが、室内機から水滴が漏れたり、フィルターを掃除してもお掃除ランプが消えず、空気清浄機能が正常に動かないなどの不具合が出てきました。
不調の原因は、長期の酷使に加え、何回かの引っ越しによる付け替えの影響もあるのかもしれません。
20年も使ってると愛着もあるし、なんとなく買い替えをためらってしまうけど、そうも言ってられないか…。
猛暑の日にぶっ壊れたりしたら、命に関わるかもしれないしねぇ…。
近年は7〜9月の猛暑が異常なほどなので、真夏にエアコンが壊れたりしたらシャレになりません。思い切って機種変更することにしてみました!
予備知識なしでお店にGO!
まずは商品の傾向をつかむため、家電量販店を見に行くことにしました。
上位機種を推められる
店頭の一番目立つ場所に展示されているのは8畳〜10畳サイズのエントリーモデルで、値段は7万円台。このぐらいの値段なら、まあなんとでもなるかな…。
せっかくなので、お店の人にも話を聞いてみました。ウチの間取りや家族構成、エアコンの使用頻度などを説明すると、予想外の返答が…。
あ~、その条件で使用するのであれば、こちらの26万円の上位モデルのほうが断然オススメですよ。電気代を考えれば数年で元が取れます。
にっ…26万!!?
正直、予算10万円台ぐらいで考えていた私は面食らいました。税込みとはいえ26万円って!?
さすがに即決はできず、家に帰ってエアコンについて調べることにしてみました…。
エアコン購入のポイント
店員さんの話や、ネットや雑誌の情報を総合すると、エアコンは家電の中でも買いかたが難しい部類であることが判明。知らないことだらけでした…
価格差による性能差が大きい
まずはコレ。各メーカーとも価格の安い下位機種、そして中間機種、フラッグシップとなる上位機種をラインナップしていますが、値段による性能差がかなり大きいです。
特に省エネ性能。上位機種と中位機種以下では、年間の電気代で¥15,000ぐらいの差がつきます。
本体の価格差が10万円なら、単純計算でも6〜7年で逆転します…。(もちろん経年劣化などもあるので、ここまで単純計算は表せないでしょうけど…)
さらに、省エネ性能が高い機種のほうが暖房性能が高いそうです。冬場もエアコンを稼働するのであれば、最終的に上位機種を選んだほうがオトクになる可能性が高いです。
部屋サイズに合った機種選定
部屋の面積にあった機種を選ぶのも重要。
例えば下記のような表記の機種。
【おもに10畳用】
■暖房 8〜10畳
■冷房 8〜12畳用
こんなふうに記載してあると「あ〜、8畳から12畳までのサイズをカバーする機能なんだな」と思いがちですが、そういうワケではありません。
この表記の場合は、小さい方の数値が木造、大きい方の数値が鉄筋アパートに適したサイズの数値を表しています。
例えば冷房機能の場合、木造住宅なら8畳、鉄筋マンションなら12畳が最適という意味になります。
そして、これも知らなかったのですが、エアコンや冷蔵庫などの家電って大きいほうが電気代が安いんだそうです。
なんとなくイメージで小さい方が電気代が安い気がしてたけど、大型機種のほうが省エネ性能はかなり上なのね…。
メーカーごとの付加機能
各メーカーとも、独自の付加価値で存在感を出してます。
自動内部洗浄機能や人感センサーなんかは、各メーカーとも上位機種には標準装備しています。
さらに、シャープのプラズマクラスターだとかパナソニックのナノイーXだとか、いろんな名前の機能がたくさん付いてる機種もあります。このあたりは購入者のお好みということになってくるのかな…。
購入時期
6月〜8月がエアコンが一番売れる時期だそうです。当然、この時期は値段も高めに設定されています。
で、エアコンは毎年秋に新機種が発売される傾向があるため、10月ぐらいになると本体価格が一気に安くなる可能性があり、この時期がいちばんお買い得のようです。
…とはいえ、今回は6月の段階でエアコンに不調の兆しが出ており、真夏にぶっ壊れたりしたらそれこそ最悪です。
さらに、夏場は取付工事も1ヶ月待ちとかもザラなので、やはり万全を期して6月に買い換えることにしました。
去年の10月ぐらいに買い替えておけばよかったなぁ…。情報収集が甘かった…。
中位機種はメリット少ない?
こうしたことをふまえてカタログスペックを見てみると、各メーカーとも中位機種は省エネ性能や追加機能が中途半端で、あんまりコスパが良くないように思えます。
選ぶなら「本体価格の安い下位機種」か「長い目で見て電気代がお得で、機能が充実した上位機種」のどちらかを選ぶべきでしょう。
ダイキンの上位機種購入!
で、さんざん迷った挙げ句、ダイキンの上位機種エアコン購入しました!
えらい出費だけど、長い目で見ればオトクだし、地球環境の面で見ても良い選択なのかも…。
加湿機能と換気機能がついたモデルです。
うちは冬もエアコン暖房をフル稼働なので、加湿機能はあるに越したことはありません。さらに昨今のコロナの影響で、換気機能付きのこの機種はかなり注目されているそうです。
自動運転は「AI快適自動」という名称。人の動きはもちろん、壁の温度なんかも検知して、最適な温度/湿度を保つんだそうです。なんかスゴイぞ。
今まで使っていたエアコンの付加価値「マイナスイオンを出す」よりは、よほど実践的な機能です(笑)
取付工事
購入したのは6月下旬だったので、取付工事も購入から2日後に予約できました。
取付工事中。作業員さん、真夏は大変だろうなぁ…。
20年頑張ってくれた東芝エアコンともサヨナラです。ちょっと感慨深い…。
でも、その感慨深さも新しいエアコンを稼働したらあっさりと消え去りました。
ダイキン「うるさらX」
最高ですコレ。
関東も梅雨入り真っ最中の時期ですが、おかげさまで超快適に過ごせております。これでなんとか猛暑日を乗り越えられそうです。
リモコンで確認した限りでは、電気代も以前の機種よりかなり抑えめになっているようです。素晴らしい!
冬の加湿機能を使うのが、今から楽しみです。