先日、渋谷ツタヤをプラプラしていたら、妙にインパクトのある表紙の本が平積みされていたので、思わず衝動買してしまいました。明石ガクト氏の「動画2.0」です。
妙に派手な赤地に凝縮されたテキスト、帯には怪しげなヒゲロン毛。なんじゃこりゃ。
動画2.0 明石ガクト
動画市場はまだまだ拡大する
センセーショナルな表紙デザインに反して、内容は全編に渡って熱く、真剣。著者の経歴や動画市場の将来など、語り口の全てに熱を感じます。読んでるだけでなんだかやる気が湧いてきます。
基本的には「動画市場はこれからまだまだ拡大していく」ことを前提にした内容です。5G/8Kの普及によりデータ通信が超高速化し、メディアを取り巻く環境も加速度的に変化。ビジネスモデルも大きく変わっていくらしいです。
実際、現時点でもテレビを見る時間よりもスマホやPCで動画を見る時間のほうが長くなってきていますし、Youtuberなんて職業が普通に成り立つようになってきていますからね。
ちなみに5Kは「人間が遅延とは感じない速度」なんだとか。これはスゴイ。私が20年ぐらい前に初めてインターネットに触れ、カプコンのトップページに接続したときは表示に5分ぐらいかかってたのになぁ(笑)
本の後半ではかなり具体的なコンテンツのマネタイズ方法も記載されており、読後は動画に対する意識が大きく変わります。
デジタル環境の変化は早い
デジタルコンテンツを取り巻く環境の変化の速さ、正直言って恐ろしいですね…。私がガラケーコンテンツを「最先端!」とか言って制作していたのが15年前。
その5年後に発売されたiPhoneによってガラケーコンテンツはあっさりと時代から取り残され、そこからの10年でSNSや動画サイトは一気に発展し、来年には5G/8Kが本格導入…。
「自分には関係ない」「必要になったら調べる」とか悠長なこと言ってたら、あっという間に時代から取り残されていきそうです…。
とりあえず作ってみた
iMovieで制作開始
私も動画コンテンツ向け音楽制作が主戦場なので、全然他人事では済まされません。最低限、時代に取り残されないだけの知識のアップデートは常に必要ですね。。
ということで、手元にあるiMacにプリインストールされているiMovieを使って動画作ってみました!
まずは我がSTUDIO incho3のロゴに音と動きをつけてみました。いわゆるサウンドロゴというやつです。サウンドロゴ自体は今までに仕事でいくつか制作していますが、自分のスタジオのロゴにサウンドを入れるのは初めてです。というか、そんな発想がなかった…。
さらに、このブログでも人気のあるコンペ関連記事の説明動画を作ってみました。
動画3つ作った感想
この感じで3つの動画を作りましたが、まる1日潰れました…。これは大変。Youtuberちょー大変。「Youtuberが楽に稼げる」なんていう世論は完全に間違ってます。
制作作業に加えて企画力、演出力も必須ですからね。この作業と比べたら、週5日会社に行けば給料がもらえるサラリーマンなんてチョロすぎます。
でも作るの大変だけど、作る作業自体はちょー楽しい!
時間を見つけて、動画コンテンツも少しずつ増やしていきたいと思います。動画自体の知識をつけることは、映像音楽を作る上でもかなり役立ちそうです。
何事もやってみないとね。