サウンドクリエイターの荒井智典(@incho3)です。こんちわ。
最近、巷でよく「フリーミアム戦略」という言葉を聞きます。たとえば本であれば、序章など一部をWeb上で無料公開することにより、その本の売上が向上するらしいです。
wikipediaによるとこんな感じです。
フリーミアムとは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。
課金型アプリなんかは、ほとんどこの形態と言えますね。
ひと昔前にあった「コピーコントロールCD」の真逆を行く選択…。これからはこのフリーミアムが営業戦略の基本になっていくのかな…。
フリーミアム戦略
DOVA-SYNDROME
私もフリーミアム戦略というほどではないのですが、会社を辞めた直後ぐらいから「DOVA-SYNDROME」というサイトにてBGMの無料配信を行っています。
個人で動画を作成しているクリエイターさんなどに需要があるようで、Youtubeなどでかなり利用してもらっています!
ちなみに2017年11月17日時点での配信曲数は全23曲。 合計ダウンロード数は10,877。けっこう多い!
効果はまだ未知数
ダウンロード数の割には、この無料配信から有料の制作依頼につながったのは現時点では2件だけです。まあ、これ自体はある程度仕方ないかとも思っています。
こういうコンテンツって、サービス開始直後に開始したほうが絶対に有利なんですよね。いわゆる「先行優位」ってヤツです。
事実、サービス開始直後に登録したクリエイターさんのダウンロード数は1曲で1万超えもあり、いまからこの数値を出すのはかなり難しそうです。
私が登録した時点では、すでに作曲家が100人以上が登録していたので、ここから抜きん出るのは厳しいか…。
とはいえ、楽曲自体はおおむね好評を得ております。「使用しました!」連絡を受けるのは嬉しいものです。また、エゴサーチでのヒット数も200件程度から2万件までアップしました。スゴイ(笑)
サンプル楽曲
人気曲
現状、一番人気のある曲はコチラです。
ピアノ主体のヒーリングミュージックは私の得意分野のひとつです。
この曲でダウンロードが稼げるのは、私の作家イメージ的にも悪くないと思っています。
この曲も人気です。
気づいたこと
配信を開始して気がついたことは、「人気」と「クオリティの高さ」はあんまり比例しないことですね。
その人にとって必要なイメージの曲であれば、短時間で作った曲でも多くのダウンロードをしてもらえます。逆に、相当こだわって作った曲でもダウンロードは極端に少なかったりする場合もあります(笑)
「作ってる本人にしかわからないようなこだわり」はただのエゴでしかないですね。
聞き手に気づかれないようなこだわりは不要ということに気付かされました。その時間を、もう1曲追加で作る時間に当てたほうが有意義です。
ということで、どのような結果になるかはわかりませんが、無料配信はもう少し続けていきたいと思います。楽曲が増えたらブログでもご紹介します。よろしくです!
https://studio-incho3.com/studio-incho3-freemusic-200128/