考え方・働き方

「偶然」は行動力によって「必然」に近づけられるような気がする。

私がサウンドクリエイターとしてプロになることを意識したのは、中学生の時。エレクトーンの大会で小さな自己肯定体験があり、それをきっかけに将来は音楽でやっていきたいと思うようになりました。

もちろん、ただ意識しただけでプロとして活動ができるわけではありません。これまでの人生、けっこういろいろな偶然が重なって今の自分に至っていると思います。

そして、その「偶然」の回数は「行動力の量」によって明らかに増えていくような気がしています。私の場合も、行動が偶然を呼んだパターンが結構あったので、ちょっと過去を振り返ってみたいと思います。

過去、偶然を呼んだ瞬間

①会社を2ヶ月で辞める

私が音楽学校を卒業したのは1990年代後半の就職氷河期ど真ん中。当たり前のように就職活動はうまくいかず、2年間ほどをフリーター生活で過ごした後、とある会社に音楽クリエイターの正社員として就職しました。

ところがこの会社、実際に入社してみると…

  • クリエイターとして採用されたにも関らず、仕事の9.5割は営業
  • 9.5割の営業のうち、半分は飛び込み営業
  • 土日休みと言いつつ、土曜日は会議日と設定されており出社確定
  • 残業は多くはありませんでしたが、週4ぐらいで強制飲み会
  • 社長と考えが合わない(ミュージシャンを下に見ている)

などなど、私にとってはちょっと我慢できない要素が満載だったため退社を決意。

普通は3ヶ月の試用期間ぐらいは我慢して在籍しておくべきなのかもしれませんが、私は2ヶ月目で逃走。自分としてはけっこう思い切った行動だったような気がします。

で、その日の帰り道に転職雑誌「とらばーゆ」をコンビニで購入したら、ヤマハ(株)の音楽クリエイター採用が載っていて、応募したら採用されました。

会社を辞めたタイミングといい、採用された会社といい、もはや偶然を通り越して奇跡(笑)

②同僚の先輩から仕事をもらう

ヤマハで働きだしてから数年後、同僚のクリエイター(といってもかなり先輩)にデモ音源を聞いてもらう機会があり、その流れで「ドラマCDのBGM作曲の仕事してみない?」というお誘いを受け、実際に受注させていただきました。

私にとっては着メロ以外では、世の中に出回った最初の作品です。

この作品のタイトルが「鋼の錬金術師」。この作品、仕事をした時点ではまだ知名度は低かったですが、アニメ化された後は社会現象化するほどの人気作となりました。

これも偶然ではありましたが、超有名作品を自分の実績として残すことができました。

③ダンスを担当する部署に異動する

これは割と最近の話ですが、ヤマハ(株)から独立する2年ほど前、所属していた音楽教育をメインとする部署から、新規立ち上げのダンス教室を運営する部門への異動のお誘いを受けました。

私自身はそれまでダンスとは全く無縁で、所属していた部署にもなんの不満もありませんでした。

ただ、それまでの1〜2年間は自分の中ではそれほど大きな変化はなく、やや停滞を感じる時期ではありました。

まったく無縁のジャンルの仕事への異動ということで、かなりの心配と恐怖を感じましたが、これもせっかくのご縁。思い切って異動することにしました。

残念ながらダンス企画自体は立ち消えとなってしまいましたが、このダンス部署に所属していた2年間は、非常に多くの学びと人脈を作ることができました。

ここで得たものが、私がフリーとして独立するきっかけになったと言っても過言ではありません。

行動すること→必然につながる偶然を生む

他にもいろいろな偶然はありましたが、仕事に関する大きなきっかけを生んだのは上の3つの偶然でした。

とは言え、ただ何もしないで待っていただけでは得られなかった偶然です。つまり、行動したからこそ得られた必然と言えるかもしれません。

今の自分に停滞を感じたら、何でもいいので今までとは違うことをやってみるべきです。きっと何かのキッカケをつかむことができると思います。

関連記事はこちら