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【密閉型モニターヘッドホン】DTMにおすすめ!プロが実際に使っておすすめできる4選!【2023年版】

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宅録DTMerのみなさま、モニターヘッドホンは何を使ってますか?

モニターヘッドホンとは、一般的なリスニング用途ではなく、音楽制作用に設計されたヘッドホンで、リスニング用と比べると下記のような違いがあります。

原音を忠実に再現する

音域、定位の解像度が高く、わかりやすい

耐久性に優れ、パーツ交換も可能

特に「原音を忠実に再現する」ことが重要。リスニングヘッドホンは広域や低域に特徴的な味付けがされていることが多いため、音楽制作をするのであればモニターヘッドホンは必ず用意しましょう。

ここでは私が仕事で実際に使用してきたモニターヘッドホンの中から、プロから初心者まで絶対におすすめできる機種をいくつかご紹介します。

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おすすめのモニターヘッドホン

audio technica ATH-M50x

audio technica ATH-M50x

まずは私が個人的に最もオススメできるヘッドホン、オーディオテクニカ 「ATH-M50x」です。日本ではSONYのMDR-900STがスタジオの定番として君臨していますが、海外ではATH-M50xも多く使用されています。

私も長年愛用し、信頼するヘッドホンです。

見た目には割とメカニカルなデザインで、DJが使っていそうなイメージがありますが、実際にはかなりフラットに原音を再現してくれます。

また、厚めのイヤーパッドは付け心地、遮音性ともに非常に優れており、長時間の作業や、ボーカル・楽器のレコーディング時の音漏れ対策もバッチリです。

コンパクトに折りたためるのも地味に便利。今後主流になるであろうモバイル音楽制作環境にもピッタリです。

audio technica ATH-M50x
たたんだ状態

コードもストレートとカールコードの2種類が付属されており、用途に合わせて使い分けることができます。宅録では取り扱いやすいカールコードが意外と重宝します

カラーはブラックとホワイトがあり、過去にはレッドも発売されていました。ホワイトも個性的でオススメですが、汚れが若干目立つので丁寧に扱いましょう。

ATH-M50x 技術仕様

型式密閉ダイナミック型
ドライバーφ45mm、CCAWボイスコイル
出力音圧レベル99dB/mW
再生周波数帯域15~28,000Hz
最大入力1,600mW
インピーダンス38Ω
質量(コード除く)285g
プラグφ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイ
コードOFCリッツ線1.2mカールコード(伸長時約3m)
 
OFCリッツ線3mストレートコード
 
OFCリッツ線1.2mストレートコード

ヤマハ HPH-MT8

ヤマハ HPH-MT8

私がヤマハの委託クリエイターとして働いていたときに愛用していた機種。

モニターヘッドホンと言えばソニーやオーテク、名だたる海外企業のものが定番ですが、実はこのヤマハHPH-MT8、モニターとしての性能を見れば最高峰なんじゃないかと思えるほどの隠れた名機です。

まず音質ですが、一言で言えば「素晴らしい透明感」です。モニターヘッドホンとしては、この音のクリア感は非常に重要。どの音域も明瞭に再現してくれます。

またイヤーパッドの装着感、密閉感はオーディオテクニカATH-m50xに匹敵します。このあたりは実際に店頭で装着してみて、自分にあったほうを選ぶのも大事です。

この機種も折りたたみ可能。モバイル用途や、片耳でのモニタリングにも適しています。また、ストレートコードとカールコードの両方が付属。制作環境にあわせて使い分けられるのも魅力です。

ヤマハ HPH-MT8

正直、「オーディオテクニカATH-M50x」と「ヤマハHPH-MT8」であれば、どちらを選ぶかはもはや個人の好みのレベル。値段はヤマハのほうが若干高いですが、制作の観点であればどちらを選んでも間違いはありません。

HPH-MT8 技術仕様

形式密閉型 オーバーイヤー
再生周波数特性15Hz – 28kHz
インピーダンス(1kHz)37Ω
最大入力1,600mW
出力音圧レベル(1kHz)102dB SPL/mW
ドライバーΦ45mm、ダイナミック、CCAWボイスコイル
ケーブル3.0m ストレート
1.2mコイル(ともに脱着式)
質量350g (ケーブル、プラグを含む)

SONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST

モニターヘッドホンの定番中の定番、SONY MDR-CD900ST。どのスタジオに行っても必ず置いてあります。

長年、モニターの定番として君臨しており、未だに愛用者はかなり多いです。

特筆すべきはその堅牢性。内部機構もケーブルもかなりの耐久性です。イヤーパッドも交換パーツが販売されているので、長期間使用することができます。

この丈夫さがアダとなり、スタジオではかなり乱雑に扱われ「すぐ壊れる機種」と言われてしまうかわいそうな機種でもあります。いくら丈夫でも、乱雑に使えば壊れます(笑)

長年、定番として使われてきましたが、最近はメーカー各社からハイスペックなモニターヘッドフォンが多数リリースされており、ネット上では「900STは良くない」という意見が多数見られます。

確かに高音域の硬さなど、特徴的な部分はありますが、これがMIXにおいて致命的になるかと言われれば決してそんな事はありません。

もし「モニターヘッドフォンを初めて買う」のであれば、この機種を選ぶのは当然アリだと思います。

なぜこの機種が定番として長年使われてきたのか?

最新の機種と比べて何がどう違うのか?

ネットの情報に惑わされず、まずは自分の耳で確認してみることが大事です。そのうえで、自分のスタイルに合った機種を探してみるのが良いと思います。

勉強代だと思えば、900STを購入する¥15,000前後なんて安いものです。

MDR-CD900ST 技術仕様

インピーダンス63Ω
最大入力1000mW
再生周波数帯域5~30,000Hz
感度106dB
プラグ形状ステレオ標準プラグ
ケーブル2.5m ストレート
重量200g(コード含まず)

CLASSIC PRO CPH7000

性能とコストパフォーマンスを考えると、個人的に実は一番オススメできる機種。

モニターヘッドホンとしての基本性能を十分に備えていながらこの価格、初期導入としては最適です。後に高性能モニターヘッドホンを購入したとしても、サブ機として十分に活躍してくれるでしょう。

CPH7000 技術仕様

形式ダイナミック密閉型
ドライバーユニット40mm・ネオジウムマグネット
感度108 dB/mW @1kHz
インピーダンス64Ω
最大許容入力1000 mW
再生周波数特性10~30,000 Hz
質量約240g(コード含まず)
プラグ3.5mm/6.3mmステレオ(金メッキ)

まとめ

今回は私がサウンドクリエイターとして過去に使用してきたヘッドホンのうち、おすすめできる密閉型5機種をご紹介させていただきました。

ちなみに私は密閉型とオープン型の2種類を併用して音楽制作をしています。オープン型に関しては別記事でアップ予定です。

もちろん、宅録でも最終的な確認にはヘッドホンだけではなくモニタースピーカーも必須です。

ただし、今後iPadなどによる音楽制作が充実し、モバイル環境によって音楽制作が完結する時代が必ず来ます

そんな時代が到来する前に、自分のスタイルに合ったモニターヘッドホンを見つけておくのは大事かもしれませんね。

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