以前、私は音楽制作のメインPCとしてMacBook Proに24インチの外部モニターを接続して使用していました。
こうすることにより、普段の仕事はデスクトップPCのイメージで進め、移動する必要がある場合のみ外部モニターを外して持ち歩くというスタイルにしようと思ったワケです。
この制作環境で約3年間、フリーランスとして自宅で仕事をしていましたが、結局モニターを外してノートPCを持ち歩くことはあまり多くありませんでした。
なぜかと言うと、単純にHDMIケーブルやUSBケーブルをいちいち脱着するのが面倒だったから。
このMacBookはメモリやSSDなどをかなり大きめにしており、性能的には十分です。ただ、デスクトップ風に使用するのであれば、はっきり言って最初からデスクトップPCを使ったほうが同じ価格帯なら高性能です。
こんな理由もあり、メインの音楽制作用PCはiMacに変更し、MacBookはサブ機として使用することにしました。


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全体的な仕事効率がアップ
メインのデスクトップPCとサブのノートPCを分けることによるメリットは結構多く、全体的に仕事効率はアップしたと思います。
メリット①メインPCに余計なデータを入れなくて済む
PCが1台だと、本来の用途である音楽制作以外にも、動画編集やブログなどの作業に必要なアプリやデータを入れる必要があります。
これらの作業をサブPCに任せ、メインPCを音楽制作専用機として使用することにより、余計なメモリや容量がなくなるためPCの挙動がかなり安定します。
メリット②モニタやHDの接続の手間が省けるので機動力が上がる
PCの持ち出しが手軽になった分、私自身の機動力、行動範囲が確実に増えました。
ちょっとした作業のためにカフェに行ったり、レコーディングのためにノートPCを持ち出すための手間がかなり少なくなります。あと冬場はコタツの部屋に移動してブログ書いたりできて便利です。
どうしても部屋に引きこもりがちになるフリーのクリエイターにとって、手軽に移動できるようにしておくことは行動力アップにもつながるので非常に重要です。
メリット③破損や紛失等のリスクが大幅に減る
例えばノートPCを持ち出して外部スタジオでレコーディングし、それをそのまま編集できるというのはかなりのメリットではあるのですが、やはり不慮の事故によるPC破損や紛失のリスクはかなり怖いです。
PCを2つ持っておけば、少なくとも仕事が完全に対応不可能になる危険は避けられます。
サブ機はタブレットよりノートPC
サブ機として使用するのは、ノートPC以外にもiPadなどのタブレット端末という選択肢もあります。私もiPadを1台所有しています。
でも私の場合、今のところiPadを仕事に使用することはほぼありません。
やはり性能面、使いやすさ、使用できるアプリ、バッテリーの持ち時間など、さまざまな点でMacBookのほうが有利です。iPadはブラウジング端末と割り切って使っています。
もちろん、近い将来にはタブレット端末がノートPCの性能を超えてくるのは間違いないでしょう。タブレット1台で本格的な音楽制作が出来るようになる日は近いと思っています。
でも2020年の今現在はノートPCを使うほうがずっと効率的です。
『クリエイティブを求めるならPC、消費者として楽しむならスマホ、タブレット』という構図はあと数年は続きます。クリエイターであれば、自身のクリエイティブは常に求め続けましょう。そのための機材に妥協してはいけません。
それを理解した上で、近い将来に訪れるであろう「タブレットメインの制作環境」に即時対応できるよう、日々研究は続けていきましょう。研究が役に立つ日は必ず来ます。

