サウンドクリエイターのインチョー荒井(@incho3)です。こんちわ。
以前の記事で「歳を取ると時間の流れが早く感じる」ことについて書いたのですが、ちょっと調べてみたら「ジャネーの法則」とよばれる事象らしいです。
そうなんジャネー。
…。
ジャネーの法則
Wikipediaには、こんな説明がされています。(以下引用)
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
…だそうです。けっこう具体的に数字が出ていますね。
確かに「小学校6年間」と「会社に就職してからの6年間」が同じ時間の長さとは到底感じられません。小学校の6年間は異様に長く感じた記憶があります。
活動的だと時間が長く感じる?
ここでちょっと過去のことを思い出してみます。
私が倉庫や工場で仕事をしていた頃、1日がものすごく長く感じました。
単純作業は本当に1日が長く感じるんです。
でも、1ヶ月や半年、1年などの長期スパンで見るとあっという間に時間が過ぎてしまった感覚がありました。
「あれ?もう正月?」みたいな感覚ね。
その感覚は、年齢を重ねるごとに実感するなぁ…。
それに対して、小学生時代は「勉強」「遊び」「習い事」等、とにかく動き回っていたので、1日がものすごく短いと感じていた記憶があります。もっと遊びたい! まだ寝たくない!的な感覚。
それなのに、6年間という長期スパンで見ると異常に長く感じる。
■小学生→1日は短く感じるが、1年は長く感じる
■単純労働の大人→1日は長く感じるが、1年は早く感じる
「1日中、単純労働をする大人」と「1日中、限界まで活動する小学生」では時間の感じ方が完全に正反対だということですね。
この感じ方の差はどこから来るのでしょうか?
何となくですが、これは「充実度の違い」だと思うんです。充実してるからこそ、1日が24時間では不足と感じ、「1年があっという間に終わった」なんていう感覚になりにくいんだと思います。
充実してる?
要するに「歳を取って時間の流れが早く感じるようになってきたけど、1日の仕事は長く感じる」という人はかなりヤバイということになります。
あっという間に人生が終わってしまう可能性があります。これは怖い!
大人になった今こそ、仕事でもプライベートでも「充実感」を求め、小学生時代の時間感覚を取り戻したいものです。
私は会社を辞めてフリーランスになり、この感覚を少しだけ取り戻しましたよ!