リモートワークや副業が一般的になり、自宅でお仕事をしている方も多くなってきていますね。
在宅ワークの3種の神器といえばパソコン、スマホ、そしてコーヒーです!!
へー。そんな3種の神器、初めて聞いたよ。
うん。いま思いつきで言ってみたの。
なんじゃそりゃ!
実際、フリーランスやノマドワーカーとして働く人ってスターバックスでMacbookのキーボードを「ターン!」って押してるイメージがあると思います。(←やや偏見)
しかし、毎回毎回スタバでラテなんて注文してたら経済的にあんまり良くありませんし、スタバまで行く移動時間だってバカには出来ません。
「フリーランスがスタバに行っていいのは課税所得が400万を超えてから!」って、なんかの本で見たぞ。
課税所得400万はそこそこハードル高いな…。
ということで、今回は貧乏クリエイターの皆さんが無理してスタバに行かなくてもいいように、自宅でおいしいコーヒーを入れる方法をご紹介します。
といっても、そこまで難しいことはしません。
こだわりすぎて仕事の時間を減らしてしまっては本末転倒ですので、『自宅でできる最低限の労力で、普段よりワンランクおいしいコーヒーの淹れかた』をテーマにして進めたいと思います。
自宅でスペシャルティコーヒー!
まず前提として、インスタントコーヒーではなく「豆を挽いて淹れるドリップコーヒー」として話を進めます。
もちろん「時間短縮のためにインスタントコーヒー!」という選択肢もアリですが、今回は自宅でスペシャルティーコーヒー気分を味わうことを目的にしているので、インスタントは除外です。
ちなみに、ウチでは小学生と高校生の子どもたちがドリップよりもインスタントのほうが好きなので、インスタントコーヒーも常備してます。
自宅コーヒー:準備するもの
普段よりワンランクおいしいコーヒーを淹れるために必要なものはコチラ!
- コーヒーサーバー
- ドリッパー
- コーヒーフィルター
- コーヒーミル
- ドリップポット
- 焙煎済みのコーヒー豆
- お気に入りのカップ
ひとつずつ見ていきます。
①コーヒーサーバー
ドリップコーヒーを入れるためのガラス容器です。ここはそんなに拘る必要ありません。安いやつでも十分です。
2〜5人用ぐらいまでサイズがありますので、一度に淹れる量や人数などを考慮して選びましょう。
下記は有名メーカー「HARIO」のサーバー。たぶん最安値かな。
下記のKalitaもコーヒー器具では一般的。このへんは好みで良いと思います。
ちなみに電子レンジ対応の商品は便利ではありますが、ドリップコーヒーを電子レンジで温めると風味が一気に消えてしまうのでオススメしません。
②ドリッパー
コーヒーサーバーの上にセットし、挽いた豆をお湯で濾すための道具です。
形は台形と円すい型のものが一般的で、それぞれに特徴があるのですが、ここでは台形型のものをオススメします。
なぜかと言うと、円すい形は対応するペーパーフィルターが一般のスーパーやコンビニであまり販売されていないから。
台形型であれば急にペーパーフィルターがなくなったとしても、いつでも近所に買いに行くことができます。
下記はプラスチック製。軽くて壊れにくく、しかも安いのでおすすめです。
陶器製は高級感がありますが、けっこう重量がありますので取り扱い注意です。
また、コーヒーフィルター紙を使用しないタイプのドリッパーもあります。
ペーパーフィルターを使用しないことにより、紙がコーヒーの油分を吸収せず、コクのある濃い目のコーヒーを淹れることができます。
個人的には、ペーパーフィルターを使用したほうがスッキリとした仕上がりになるため、ペーパーフィルター用のドリッパーをおすすめします。
③コーヒーフィルター
ドリッパーにセットし、挽いたコーヒー豆を入れるための紙です。
台形や円すい形がありますが、上述の通り台形型のほうが一般的に流通量が多いのでオススメです。
④コーヒーミル
焙煎したコーヒー豆を粉状に粉砕する道具です。これは電動と手動の2種類があります。
それぞれの特徴をかなり大雑把に説明すると、下記のような感じです。
■手動ミル
・挽きの細かさを調整しやすい
・香りと音を楽しめる
■電動ミル
・とにかく早い!
・一度に大量の豆を挽くことができる
個人的には挽き立ての香りが飛ばない「手動ミル」がおすすめですが、時間短縮をしたいなら「電動ミル」のほうが圧倒的に早いです!
最初から挽いてある豆を購入する場合はミルは不要です!
コーヒー豆を「豆のまま」購入する場合のみ準備しましょう。
1人用でオススメなのは、セラミック製のこの商品。私も愛用しています!
雰囲気の良い木製もおすすめです。アウトドアにも最適!
2杯以上の豆をひくならコレがコスパ良好。
電動ミルであれば、お手入れのしやすい下記商品がおすすめです。私も所持しており、手動で挽くのがめんどくさいときに使っています。
⑤ドリップポット
コーヒー豆にお湯を注ぐための専用ケトル。出水口が細く、少しずつお湯を注ぐことができます。
これは必須アイテムではありませんが、できれば準備したほうが良いでしょう。
たくさんの商品が出ているので、お好みの外見のポットを選ぶとテンション上がります!
⑥焙煎済みのコーヒー豆
ここでは「挽きたてコーヒーの香りを楽しむ」ため、お店で「豆のまま」のコーヒー豆を購入しましょう。
豆を挽く工程を省きたければ、すでに挽いてある豆を購入します。引き加減を指定できるのであれば「中挽き〜やや粗挽き」あたりがおすすめです。
ちなみに焙煎まで自分でやるのは難易度が高いうえに、こだわりすぎて沼にハマる可能性があるのでビジネスマンにはオススメしません!
澤井珈琲のコーヒー福袋は2kgで¥2,999とコスパ最強です。在宅業務でたくさんコーヒーを飲む人ならこれがおすすめ!
⑦お気に入りのカップ
せっかく自宅でこだわりのコーヒーを淹れるのであれば、やはりコーヒーカップにはこだわりたいものです。
これはご自身でいろいろなショップを巡り、お気に入りの逸品を見つけましょう。
ちなみに私はスターバックス リザーブロースタリーのゴールドエスプレッソマグを愛用しています。もう売ってないっぽい…。
おいしいコーヒーの淹れ方
ドリップコーヒーの淹れ方は、いろいろな書籍やサイトで多数紹介されています。
ここでは、忙しいフリーランスや在宅ワーカーのために「これだけ押さえておけば大丈夫!」というポイントをご紹介します!
コーヒーはこだわりすぎるとキリがありません。最低限のポイントさえ押さえておけば、十分においしいコーヒーは作れますよ!
①お湯を沸かす
水道水をヤカンでよく沸騰させます。水の量はコーヒー1杯につき150mlが目安。
沸騰させた直後のお湯では温度が高すぎてコーヒーの香りが飛んでしまうため、少し冷まします。
時短のためのオススメの手順は下記の通り。
- ヤカンでお湯を沸騰させる
- そのお湯を常温のドリップポットに入れ替える
- ドリップポッドでコーヒーを淹れる
沸騰したお湯を別のポットに移すことにより、ある程度温度を下げることができます。この状態であればコーヒーの香りが飛んでしまう心配はありません。
②コーヒー豆を挽く
コーヒー豆をミルで粉状にします。あまり細かくしすぎると雑味が増えてしまうので、中挽きからやや粗挽きがおすすめです。このへんは自分の好みで調整しましょう。
豆の量は下記が目安となります。
■水150ml → コーヒー豆12g
■水200ml → コーヒー豆16g
コーヒー豆の準備ができたら、ドリッパーにフィルターペーパーをセットして豆を入れます。このとき指で軽く押さえて表面を平らにするのがポイントです。
表面を平らにすると、蒸らすときに膨らみやすくなります!
③コーヒー豆を蒸らす
コーヒー豆の表面がひたる程度にお湯をかけて蒸らします。
この工程はけっこう重要で、これをすることにより美味しいコーヒーをドリップする準備が整います。
蒸らす時間は30秒程度で十分です。
④抽出する
蒸らしが完了したら、膨らんだコーヒー豆のドームを崩すように、中心からクルクル回転させながらお湯を注ぎます。
これを3回ほど繰り返して、ちょうどいい量になるように抽出します。
抽出中にコーヒー豆をかき混ぜる「撹拌抽出」もありますが、初心者がやっても決定的な味の差は出ないので、ここでは省略します。
⑤完成!
これで自宅スペシャルドリップコーヒーが完成です!
最初は手順が面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえばどうってことありません。手間がかかる分、味も香りもワンランク上になります。
まとめ
ここで記載しているのは、実はドリップコーヒーの淹れ方としては基本中の基本です。淹れ方にこだわるのであれば、他の書籍やサイトのほうが参考になるでしょう。
とはいえ、このサイトの方法さえ実践できれば、十分においしいコーヒーを淹れることができます。これ以上のこだわりによる味の差は微々たるものです。
もちろんこだわること自体にはなんの問題もありませんが、1分1秒でも惜しいフリーランスや在宅ワーカーであれば、極力短い時間で最善の結果を出すのが王道。コーヒーだって例外ではありません。
朝起きたら、時間をかけずに美味しいコーヒーを淹れて1日をスタートさせる。最高じゃないですか!
豊かな1日を過ごすためにも、ぜひコーヒーにこだわってみてください。