2019の10月下旬、Macの新OS「macOS Catalina」がリリースされました。
PCで音楽制作をする人間であれば「OSのアップグレードは周辺機器、ソフトウェアの対応状況を確認するまで待つ」のが基本中の基本にして鉄則です。
けど、その日はなんだかボケてたんでしょうね。「アップデートがあります」というポップアップアラートを、何も考えずにポチっとしてしまいました。。
…まあ、メインで使用するDAWはApple純正のLogic Proなので、OSをバージョンアップしても問題ないかな~? なんて考えていたのですが全然甘かった。。
Catalinaにアップグレードしたら
オーディオインターフェイスが認識しない
アップデート完了直後に異変は現れました。
なんと、steinbergのオーディオインターフェイスが全く認識しないじゃないですか!
(対応予定は2020年1月以降予定とのこと)
すなわちレコーディングはもちろん、ヘッドフォンで音をまともに聞くことすら出来ません。
PCで音楽をする人間としてはこれだけでも致命傷なのに、NI製品もほとんどが(2019年10月時点で)非対応。。
これではさすがに仕事にならんので、外付けHDにあるバックアップからtime MachineでMojaveへダウングレード。無駄な時間を使ってしまった…。
対応確認もせずOSアップデートをしてしまうなんて…。
ボケすぎにも程があるな。
Macintosh HD – Dataって?
見慣れぬアイコン
で、無事にMojaveへのダウングレードは完了したのですが、デスクトップにはなにやら見慣れぬアイコンが。
「Macintosh HD -Data」なるボリュームがマウントされてる。。
これは一体?(´⊙ω⊙`)
しかも気になってストレージ容量を見てみたら「コンテナ内のほかのボリューム」という項目が追加され、225GB以上も使用されている!
これは困る!!(´ºωº`)
このアイコンをイジェクト(ゴミ箱に入れる)しても使用される容量は変わらず、再起動するとアイコンはもとに戻っている。。
どうすりゃいいのかサッパリわからないので、とりあえずググってはみたものの、PCの深い部分は全く知識のない私にとっては難しい説明ばかり…。
アホな私に理解できたのは、とりあえず以下の通り。
■Macintosh HD -DataはCatalinaの新機能(?)なので、Mojaveにダウングレードしたから不必要(らしい)
■なので消しても大丈夫(らしい)
ちなみにmacOS Catalinaを使用する場合は、この「Macintosh HD – Data」ボリュームは削除したらダメらしいです。
今回はあくまでもCatalinaからMojaveへダウングレードした場合の話ですので気をつけてください。
Macintosh HD – Data削除手順
ということで、削除までの手順を記載します。
まずはMac起動時に「command」+「R」キーを押し続け、macOSユーティリティを立ち上げます。
ディスクユーティリティを選択し、「続ける」をクリック。
左メニューの「Macintosh HD – Data」を選択し、上に「ボリューム」の「−(マイナス)」ボタンをクリック。
間違っても左メニューの一番上の「Macintosh HD」は消さないでくださいよ(笑)
マイナスをクリックすると確認のアラートが出ます。
「削除」ボタンをクリックするの超怖い(((´ºωº`)))
でも負けずにクリック!
このあとに再起動すると…
無事「Macintosh HD – Data」も「コンテナ内のほかのボリューム」も消えました。
オーディオインターフェイスも認識し、サードパーティー製プラグインも問題なく動くようになりました。よかったー…。
再三言いますが、この作業はあくまでもCatalinaからMojaveへダウングレードした場合の作業となります。Catalinaを使用する場合は「Macintosh HD-Data」は消したらダメです。
まとめ
それにしても、最近発売された新型のMacはすべてCatalinaが標準搭載なんですよね。
マシン自体は魅力的なのに、OSのせいでDTMユーザーにとっては向こう半年は使い物にならないマシンになってしまっているのは非常にもったいない。
Appleにとってもけっこうな損失、というか取りこぼしだと思うのですが、何とかならないのかなぁ…。