Nintendo Switch版のドラクエ最新作やスマホアプリ「ドラゴンクエストウォーク」のリリースで盛り上がりを見せるドラゴンクエストシリーズ。私もドラクエウォークにハマってしまい、毎日のように近所に冒険の旅に出ています。
夜中にプラプラ冒険に行くのが楽しいのよ。
そのうち職務質問されるわよ…。
このドラクエウォーク、トロシリーズや天空シリーズなどの初期シリーズのイベントを多数開催しており、ファミコン時代にリアルタイムでドラクエを楽しんでいた世代にはたまりません。アラフォー・アラフィフ世代ゲーマーのお財布を確実に狙い撃ちしてきます(笑)
このリアルタイムドラクエ世代とは、すなわち昭和45年~55年生まれ周辺のポスト団塊ジュニア世代。小学校低学年のときに初代ドラゴンクエストが発売された世代です。
ギリギリでバブル経済を経験できず、最初の就職氷河期時代~リーマンショックなどの不景気の中で「ロスジェネ」などと呼ばれて生きてきた不遇の世代でもあります。
他の世代と比べて経済的に厳しい状況であるはずの我々団塊ジュニア世代ですが、今は「コンテンツにお金を大量消費してくれるカモ世代」となってしまっています。お金がないのに搾取される、まさに「消費される世代」。
我々がなぜ「消費される世代」と呼ばれるようになってしまったのか?
僕ら、絶対損してるよね!?
ポスト団塊ジュニアはリメイクのカモ
優良コンテンツと共に育つ
最初にその理由を言ってしまうと「世の中の技術的な発展でさまざまな面白いコンテンツとともに育った世代」だったからに他なりません。
令和の時代となった今、新しいコンテンツを生み出して爆発的にヒットさせるのは容易なことではありません。だったら昔流行したコンテンツをリメイクして再販したほうが簡単だし、確実に売れます。
少年・少女時代に豊富な面白コンテンツに囲まれていた我々世代は、まさにリメイク商品の格好のマトです。
思い返してみると、ケータイもインターネットもない時代、僕らを取り巻くコンテンツは非常に充実していました。そのごく一部をピックアップするだけでも、その充実っぷりが感じられます。
■ファミコン
アラフォー・アラフィフ世代でファミコンをやったことがないという人はまず居ないのではないでしょうか。
上のドラクエウォークはもちろん、ニンテンドークラシックミニなんてのは完全にアラフォー・アラフィフ狙いの商品です。
■少年ジャンプ全盛期
全盛期には異論があるかもしれませんが、「北斗の拳」「キン肉マン」「ドラゴンボール」「キャプテン翼」「聖闘士星矢」などが連載していた黄金期です。
ここに上げた5作品だけでも、今現在にいたるまで続編やスピンオフ作品が制作され続けています。これらを最も純粋に楽しめるのは我々世代です。「キン肉マン」の続編とか神レベルの面白さ。
■機動戦士ガンダム
言うまでもない大人気コンテンツ。ひとくくりで「ガンダム世代」とまで言われるほどです。
しかし、よくよく考えてみると小学校時代にリアルタイムで「ガンダム好きだった!」って奴は意外と少ないのではないでしょうか?そもそも内容が子ども向きではないし。
大人になってから「ガンダム世代」として刷り込まれた部分、けっこうあると思いますよ。
■バンドブーム
イカ天にあこがれてギター片手にロックバンドを組んだのも我々アラフォー・アラフィフ世代。
サブスクリプション全盛の今、ロックファンは相対的に割合を小さくしています。必然的に、ギターやベースなどの楽器を買うのも中高年以上が多数。
ここまでの4つだけでもかなりの巨大市場。
さらにはウインドウズの普及、インターネットの登場、一般向けケータイ(ガラケー)の普及など、常に新しい変化にさらされていた世代でもあります。
これらの消費ターゲットが我々アラフォー・アラフィフ世代に集中しているわけです。
30代、40題の「貯蓄ゼロ」は23%
ここまで記載したとおり、アラフォー・アラフィフ世代は「面白いコンテンツ的には恵まれた世代」と言えるかもしれません。
当然、これらの団塊ジュニア世代を狙ったリバイバルコンテンツも思い切り楽しみたいのですが、経済状況がそれを許してはくれません。
ニュースによると30代、40代での貯金額は23%がゼロ、貯金の平均額は52万円も減っており、6割が貯蓄100万以下とのこと。
もちろん若い世代も収入的には厳しいのですが、消費ターゲットとして狙われている40代以降も相当に厳しい。エラい人が「老後は2000万の蓄えが必要」とか言ってますが、現実的には非常に厳しい数値です。
今こそ反撃の狼煙を上げよう
そうは言っても、お金がないのを「不景気のせい」「生まれた世代のせい」と他の責任にばかりして何もしないのは愚の骨頂です。
令和時代の今、稼ぐ方法はいくらでもあります。稼いでやろうじゃありませんか。
不景気の辛酸は充分に舐めた。そろそろアラフォー・アラフィフ世代が反撃して人生を思い切り楽しんでも良いのではないでしょうか!?
消費される世代? 面白ェ、思い切り消費してやろうじゃねーか!
40代、50代からでも全然遅くない。今から行動を起こして、世の中を見返してやりましょう。いま貯金がないからって悲観することはありません。ここから反撃すればいいんです。
今こそ反撃の時!!世の中をわれわれ世代の手で回してやりましょう!!!
この気概こそが、自分を変える最初の一歩となります。