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【楽曲コンペ】最初に準備する機材その2 オーディオインターフェイス、MIDIキーボード編

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前回、楽曲コンペに参加するために必要な最低限の設備をご紹介しました。

今回はさらに制作の効率化とクオリティUPを図るため、追加であったほうが良い機材をご紹介します。具体的には以下の2点!

■オーディオインターフェイス

■MIDIキーボード

…ちなみに今回の記事、すでにDTMをやっている人にとっては基本中の基本です。

「こんなの知ってて当然!」って人は飛ばしてくださいね〜

インチョー

あくまでも「これから楽曲コンペに挑戦する人のための基礎知識」ですからね~。

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オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスとは

まずはDTMにほぼ必須と言えるオーディオインターフェイス。おおざっぱに説明するとこんな感じです。

①パソコンの音を劣化させずにヘッドホンやスピーカーで再生できる

DAWで作成した楽曲を、本来の音質で確認することができます

前回、「MacPCの場合はヘッドフォン出力端子が高品質のためオーディオインターフェイスは絶対必須ではない」と書きましたが、やはり正確なモニタリングをすることは音楽制作において非常に大事です。

いくらスピーカーやヘッドフォンが高性能でも、パソコンから出てくる音が劣化していては意味がありません。また、ツマミ操作で入出力の音量を調整することができる機種であれば制作の効率も上がります。

②ボーカルやギターなどの演奏した音をパソコンに録音する

仮歌やギターを自分で演奏して録音するのであれば、オーディオインターフェイスは必須機材となります。

現在の楽曲コンペにおいて仮歌を入れることはほぼ必須、ギター(特にエレキギター)も自分で演奏することができれば楽曲のクオリティは一気に上がります。

もちろん、ボーカルにしろギターにしろ、作曲家本人がすべてをやる必要はありません。可能であれば専門のプロにお任せするのが時間効率的にもクオリティ的にも最適でしょう。(これに関しては別記事で詳しくご説明します)

ただ、自宅で録音(宅録)ができるようになると制作の幅が一気に広がり、作業が楽しくなってきます。

そういう意味でもオーディオインターフェイスはほぼ必須の機材と言えます。

機種の選び方

このオーディオインターフェイス、多くのメーカーから多数の機種が発売されており、性能も値段もピンキリです。

ここでは「楽曲コンペ用に必要な性能を備えた機種」すなわち個人クリエイターが宅録をするための機種に限定した選び方をご説明します。難しいことは抜き!

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①入力数・入力端子

入力数はボーカル用マイクとギター用のケーブルを入力できればOKなので、2inで十分です。気をつけるべきは入力端子の形状。一般的に大きく分けて3種類あります。

■標準ジャック(フォーン端子)

ギターやベースなどで使用される一般的なシールドと同じ形状。ギターやベースを直接接続する場合は「HI-Z」に対応する機種を選びましょう。「HI-Z」非対応だとギターやベースを本来の音質で録音することが出来ません。

■XLR(キャノン端子)

マイクケーブルを接続する端子。コンデンサーマイクを接続できるようファンタム電源(+48V)に対応する機種を選んでおいたほうが良いです。後々にコンデンサーマイクを購入した際、ファンタム電源に対応した機種でないと使用することが出来ません!

■コンボ端子

フォーン端子、XLR端子の両方を接続することが出来ます。2inの機種で入力端子が両方ともコンボ端子であれば、宅録で困ることはそうそうないと思います。

出力数

こちらも自宅でのコンペ用作曲を前提とするならば、モニタースピーカー出力のための2outとヘッドフォン出力があれば十分です。

オーディオ性能

カタログスペックを見ると、サンプリングレートとビット数という数値があるはずです。

ビット数
16bit、もしくは24bit対応の機種がありますが、これは24bit対応機種を選んでおけば間違いありません。

サンプリングレート
こちらは44.1kHz・48kHz・96kHz・192kHzまで対応する機種があり、数値が高いほうが細かいニュアンスを再現可能です。

通常は48kHzまで対応できていれば十分です。

私も長いこと音楽制作の仕事をしていますが、宅録の時点で96kHz以上のデータが必要になったことは1度もありません

と言うか、96kHzや192kHzのクオリティが必要な仕事であれば、宅録ではなくスタジオでプロのエンジニアに任せたほうが絶対に良いです。

PCとの接続端子

USB接続、Firewire接続、Thunderbolt接続など複数の選択肢があります。

ただ、Firewireは今後主流とはなり得ませんし、Thunderboltは高価なわりには宅録レベルでの恩恵は少ないです。

USB接続を選択しておけば間違いありません。

ということで、コンペ用作曲のための最適なオーディオインターフェイスのスペックは

■USB接続

■2in/2out

■24bit/48kHzまで対応

このぐらいで十分と言えます。個人的にはSTEINBERG UR22mkllあたりをオススメします。なにしろ元ヤマハ従業員ですから(笑)

もちろん、同等の性能の機種は多数発売されています。性能やデザインを含め、好みの機種を探すのも楽しいと思います。

MIDIキーボード

鍵盤による入力

もう一つ、ぜひ用意したいのがMIDIキーボードです。鍵盤演奏の技量にも左右されますが、これがあるとないとでは作業スピードが雲泥の差になります。 

特にコンペ用作曲となればメロディが命です。キーボードがあれば作業効率化はもちろん、メロディのイメージも湧きやすくなるはずです。

 MIDIキーボードを選ぶポイントは以下の通り。

鍵盤数

主流なのは以下の4種類です。

25鍵盤以下(1~2オクターブ)
ノートPCと併せたモバイル環境にオススメ

49鍵盤
やや小型で宅録DTMとは相性が良い。また機種の選択肢も多い

61鍵盤
一般的なステージキーボードやシンセサイザーと同じ鍵盤数

88鍵盤
アコースティックピアノと同じ鍵盤数。

コンペ制作用途では49鍵か61鍵がオススメ。サイズ的にもPCデスクにちょうど良く、演奏にもそれほど支障はありません。

演奏に自信があるのであればピアノサイズの88鍵盤でも良いですが、サイズがかなり大きくなってしまいます。ここは制作環境や予算と相談ですね。

拡張性

拡張性と言っても、サスティンペダルの接続ができれば十分です。

コントローラー性能

MIDIキーボードにはフェーダーやプログラムスイッチ等、DAWをコントロールする機能が付属している場合があります。これらを使いこなすことができれば作業効率はかなり上がります

が、実は私の場合は、MIDIキーボードのコントローラーはほとんど使用しません。慣れてしまうとPCのキーボードショートカットを使用したほうが効率的なことが多いからです。

MIDIキーボードはシンプルな機能のものを選び、必要であれば後々フェーダー付きのフィジカルコントローラーを追加購入したほうが初期費用は安く上がります。

コンペ制作用に購入するMIDIキーボードとしてはRoland A-49あたりが性能と価格のバランスが良くオススメです。

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まとめ

楽曲コンペに継続的に参加する場合、仮歌や仮歌詞を外部にお願いすることが多く、ある程度の出費はどうしても避けられません。

機材への初期投資は可能な限り抑え、本当に必要なものに集中投資していきましょう。

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